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2015/04/08

平成27年度第1学期始業式での教務主任講話

Tweet ThisSend to Facebook | by:kawashima
本日は,平成27年度第1学期の始業式。
始業式はいつものとおり,講話があります。少々時間が押していましたが,以下の講話を行いました。

新年度を迎え,みなさんは今どんな目標を考えていますか?
「今年度はこんなことを頑張ろう」という目標をぜひ設定しましょう。

学期の始めの教務主任講話では,いつも3つのお願いをしています。

「授業を休まない」・・・授業を大切にするということです
「約束を守る」・・・・・・・提出物の期限を守ったり,生徒と教師という関係もルールを守ることで良好になります
「ハードル(授業の目標)をクリアする」・・・授業でわからなかったら質問したり,復習したりして,しっかりとその日の内容を理解することです

これらのことがしっかりと実践できれば決して赤点を取らないと思うのですが,
みなさんはどう思いますか?

年度末の成績不振者指導で,この3点を確認したら,きちんと答えられました。
つまり,言葉ではわかっているのに,それを実践できない。なぜでしょうか?
勉強しなくても誰も厳しく注意しないからでしょうか?

「戒律」という言葉があります。
戒めるという漢字の「戒」と,法律や規律の「律」という漢字を二つ続けて戒律といいます。

後者の「律」ですが,これは罰則のある規範を表しています。
国に憲法や法律があるように,学校には校則があります。
興陽高校では遅刻すると,遅刻マラソンがあります。

遅刻マラソンをはじめた当時,遅刻は激減したそうです。
今は遅刻をする人はかなり少なくなり,生徒の1/3が皆勤賞を取ろうかという学校になりました。
このように,規則で他律的に縛ることも場合によると必要かも知れません。

一方,前者の「戒」ですが,これは規律を守ろうとする自己の内面からおこった心のことをいいます。
そこには,よりよい自分になるために,規律を積極的に守っていこうという心です。

交通ルールは,ルールを守ることで自分自身の身が守られると良く言われます。
みんなが規則を守ることで,他人への思いやりのある心地よい社会が作られるのだと思います。

「戒律」という言葉は,「戒」が先にあります。
つまり,厳しい罰則があるから守るのではなく,規律を守ろうとする自分の心が大切だから
「戒」が先にあるのではないでしょうか。

授業の時,おしゃべりしたり,居眠りしたりしたくなることもあるでしょう。
スカートを折って短くしたいと思う人がいるかも知れません。
学校の内外で,高校生としてふさわしくない誘惑があるかも知れません。

その時,「でも,私はしません。」という選択を自らする。
みなさんのその気持ちがとても重要なのです。
他人に嘘はつけても,自分自身に嘘をつくことはできないのです。

午後には新入生を迎えます。
みなさんが,新入生の手本となるような学校生活を送ることを期待します。


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